2019.05.24
品質管理の基本とは何かを考えてみます。
品質管理というと、必ず「QC七つ道具」「QCストーリー」「なぜなぜ分析」「統計的手法」「抜き取り検査」などの項目が出てきます。決して間違いではありませんが、このような言葉を聞いて、製造業に従事 している方には、何か違和感を感じるはずです。
品質管理の基本は時代とともに変化しています。江戸時代は「品質管理」という言葉はありませんでした。明治時代になると「Quality:品質」という言葉は欧米から入ってきましたが工業化が進んだ工場でも、まだ品質を管理するという考えは希薄でした。
「品質管理」が本格的に行われるようになったのは第二次大戦後です。自動車が大量生産されるようになり、航空機も出現しました。「統計的品質管理」「QC七つ道具」「QCストーリー」「抜き取り検査」など広く普及しましたが、すべて大量生産前提の品質管理手法ですね!
では、多品種少量生産を前提とした品質管理の基本はどうあるべきでしょうか?
不良は、不良率ではなく、不良個数で管理します。基本は流出不良は ”0” 個です。また発生してからの後追い対策ではなく発生する前の対策、上流工程で潜在不良をすべて洗い出して対策する必要があります。
★品質管理の基本:固定観念を捨てることから始める?
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★ロット管理⇒1個管理の品質管理へ
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★多品種少量生産工場で守るべき7つのポイント
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★4M変化点管理、多品種少量生産工場ではどうする?
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★ヒューマンエラーは準備作業、間接作業で発生する
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