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セミナー:FMEA(DRBFM)/FTAの導入手順
(トヨタ・日産・デンソー徹底比較)

2019.11.04

FMEA(DRBFM)/FTA実施事例・導入手順(トヨタ方式・デンソー方式・日産方式徹底比較解説)

2020年3月27日(金)東京都北区北とぴあ807会議室

1日コース 15000円  お申し込みは最下段の[お申し込みフォーム]より

   ★会員割引特典があります。受講料15,000円 → 10,000円 
    会員登録は<こちらから


プログラム
トヨタ・日産・デンソーのFMEA(DRBFM)の本質、狙い、相違点を徹底解説します。

1. 今製造業に求められる品質管理とは
 1.1 守り(再発防止)から攻め(未然予防)の品質管理へ
 1.2 品質問題流出ゼロを実現するしくみ
 1.3 不良率管理からリスク管理へ

2. ボトムアップ型の設計品質作り込みとは
 2.1 設計システム(プロセスと技術)
 2.2 認定(validation)から査定(assessment)へ
 2.3 お客様本位のボトムアップ型設計フロー

3. 電子機器開発における信頼性設計のポイント  
 3.1 市場で発生している事故の原因
 3.2 電子部品の故障メカニズム
 3.3 信頼性試験・環境試験の考え方
 3.4 ソフトウエア組み込み機器のSEM(status event matrix )
 3.5 電子機器開発における信頼性設計のポイント

 4.機構部品、ユニット開発における信頼性設計のポイント
 4.1 構造物の安全性・信頼性
 4.2 疲労破壊とメカニズム
 4.3 CAEの活用
 4.4 自動車リコール件数と不具合発生原因(平成29年度)

5 FMEA/FTAを理解する上での重要ポイント
 5.1 故障と故障モードの違いとは?
 5.2 電子回路、組み込みソフト、購入ユニットの故障モードとは?
 5.3 過去事例より故障モードを抽出する方法
 5.4 工程FMEAと工程の故障モードとは?
 5.5 RPN(10点法)評価法のメリット/デメリットとは?
 5.6 DRBFMとFMEAの違いとは?
 5.7 チームによるFMEAの実施は本当に効果的か?
 5.8 FMEAとFTAはどう使い分けるのか?
 5.9 FTAで過去トラブルの要因を解析するには?
 5.10 部品点数の多い製品のFMEAはどのように実施するのか?
 5.11 電子機器のFMEAの重要ポイントとは?
 5.12 ソフトウエア(組み込みソフト)のFMEA実施方法は?

6. FMEA/FTA事例研究
 6.1 FMEA実施方法の間違いを指摘し、設計手順を改善するには
 6.2 過去トラブルの再発を防止するFTAの効果的実施手順とは

7.演習問題
 <演習問題1> FMEA解析; 部品破壊事故を設計段階で洗い出す手順は?
 <演習問題2> FTA解析; 機器故障率算出と目標値に収める設計手順は?

◆会場へのアクセス方法
  大阪市産業創造館  https://www.sansokan.jp/map/
  太田市新田文化会館 http://ambase.info/gym2/gunma/airyshall.html
  東京王子北とぴあ  http://www.hokutopia.jp/access/
  名古屋市愛知県産業労働センター  http://www.winc-aichi.jp/access/ 


設計プロセス.jpg

受講者の感想
(1)ソフトウエアのFMEAについて
①TUVなどの認証機関にソフトウエア(SW)故障モードの定義を聞いても
明確な解はありませんでした。
数年前から探していたのですが、やっとSW故障モードの定義にたどり着いたと
いう感じです。製品に組込まれたSWが、出荷後に経年変化などでセンサ等HW
部品が壊れてSWに影響するという考え方になるのではと薄々感じておりました。
小職としては、この定義でしっくりくるで、賛同させていただきます。

②バグは設計ミスで故障モードではない。
プログラムは破壊されないが、ハードの破壊によって正常に働かなくなると
言う事から考えると、ソフトウェアの信頼性向上には、ソフトウェアの構造
をしっかり固める必要があるので、それには、先生がご提案されているSEM
を用いる手法が有効である。と理解したのですが、この考え方でよろしいで
しょうか?

③世の中にはソフトウェアFMEAと称して、無理やりFMEAを摘要しようと
している事例があります。
本来のFMEAとは別物で、無理があるのではないかと思います。

(2)FMEAの正しい理解
①セミナーにてお話のありました、FMEAとFTAの違いを明確に理解すること
発生可能性を考えずに故障モードを列挙すること、などで、まずは基本に忠実
にやってみることの必要性を感じました。
少し以前より、一風変わったFMEAが導入されていたのですが、個人的に感じて
いた若干の違和感の原因が判ったように思います。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

②実用的で効果的なFMEAは?ということで勉強中の者です。
濱田様のFMEAの考え方を拝見し、非常にすっきりとしました。一般的なFMEAと
違い、これが理想形かも、と思えました。
「他社セミナー」との違いとして、FMEA/FTAの使い分け法、評価点数の付け方
の論理性、セルフFMEA/FMEAレビュー、ソフト組み込みユニットのFMEAなどが
あげられ、更には、品質工学との関連性にも触れられており、信頼性設計全般
にわたって考え方が整理されておられ大変充実した有意義なセミナーでした。

③私は中小企業の設計責任者をしております。
信頼性設計に関わる仕組みを大企業並みに取り入れることは難しく、取り入れ
ても、維持することが難しく何度か形骸化を経験しております。
今回、FMEAとFTAの本質的な話をしていただき、大変勉強になりました。
ちょうどFMEAを導入しようと考えていたことろで、導入が目的になるところ
でした。FMEAの前に、基本的な信頼設計の仕組みを構築していくことを、
考えたいと思いました。ありがとうございました。


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