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DRBFMの目的とは? 「デザイン・レビュー」のツールは本当に正しいか?

2019.05.29

スライド3

DRBFM(Design Review Based on Failure Mode)は、FMEAであることを忘れてはいけません。
変更点、変化点に着目したデザインレビュー・ツールとしてとして、トヨタグループで採用されていますが、「デザイン・レビュー」があまりに強調され過ぎ、本来の目的から離れてしまう危険性をはらんでいます。

FMEAは、部品の故障モードが引き金となって発生する製品の故障をすべて洗い出すことが重要なポイントです。
①部品の故障モード(構造の破壊)→ ②製品の故障(例;モータの停止)→ ③事故発生

変更点の心配事をリストアップして、関係者でレビューすることは大切なことです。しかし、解析手法としてFTAを使うのか?FMEAを使うのかはその変更点の内容や、過去問題の発生有無状況によって選択する必要があるのです。

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