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スマートファクトリーは中小製造業の救世主となるか?(中小企業のスマートファクトリー化 1)

2020.06.18

こんにちは。
高崎ものづくり技術研究所の濱田です。
当研究所は、中小製造業の現場ですぐ使える品質管理、生産管理、組織・人材管理ツールなどを紹介しています。
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これから進展するデジタル革命においては、自動車の自動運転システムのように、5Gの超高速大容量通信技術やビッグデータ技術、AI(人工知能)技術を使って自動運転を実現する、また、製造業においては限られた熟練技能者のみが可能であった勘と経験ものづくりが、IoT、ロボットなどに置き換えられるなど、スマートファクトリー化が進むことによって、社会全体の構造が劇的に変化していくことが予想されます。

スマートファクトリー (Smart Factory) とは、設備やセンサーなど工場内のあらゆる機器をインターネットに接続 (IoT:Internet of things) し、品質や生産状況などの様々な情報を「見える化」し、その情報を分析することによって、生産活動の全体最適化を図り、その結果企業の利益を増大させることを目的とします。

スマートファクトリー化によって、既存のサプライチェーンや、ビジネスモデルが破壊してしまい、人々の生活や働き方そのものも大きく変化していく可能性が秘められています。

この章では、中小製造業がどのようにスマートファクトリー化に取り組んでいったらいいのか、そのロードマップを示し、その具体的な取り組み事例とスマートファクトリー化の課題について考察していきます。

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