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FMEA(DRBFM)における故障モードとは?故障や不良とどう違うのか?
高崎ものづくり技術研究所

2019.08.23

故障モード

FMEA(DRBFM)を実施する上で、「故障モード」の意味を正しく理解することは必須条件です。
ここでは、「故障モード」の意味と、FMEAにおける「故障モード」の位置づけと「ボトムアップ解析」の意味について徹底解説します。


FMEAを実施する上で、悩みの種の一つが「故障モード」の定義です。
部品の折損、摩耗、特性の劣化や、結合品の剥がれ、断線、短絡などが 良く例として挙げられています。 しかし、FMEA の解析対象は構造部品だけではありませんね。
電子ユニット、電子回路基板、組み込みソフトウエアなども故障モードを基に解析する必要があるのに、ネットや書籍を探してもそのことに触れているものはほとんどありません。更に、工程FMEAの対象となる故障モードとは何でしょうか?

混乱を招いているのは、故障と故障モードの違いを論理的に説明しない(説明できない)ばかりでなく、機構部品以外の故障モードを
曖昧にした状態でFMEAのて手順や評価方法ばかりを追いかけている点にあります。
FMEA を正しく実施するには、まずそれぞれの対象物の故障と故障モードの違いを論理的に正しく理解し、納得すること(迷わない)が最も重要なポイントとなります。

★故障モードとは
故障モードとは、例えば、断線、短絡、折損、摩耗、特性の劣化などであり故障そのものではなく、システムの故障を引き起こす原因となり得る構成部品、コンポーネント、ソフトウエアの構造破壊のことです。

製造工程についても故障モードの定義は同じと考えられます。
製造工程を設計する上で対象となるのは、5M(機械、材料、方法、人、測定)の管理方法・手順です。製品と同じようにシステムの故障(製品の不良)の原因となり得る5Mの構造破壊を故障モードと定義します。例えば、部品をつけなかった、部品を間違えたなど、その工程の決められた管理方法に違反することが故障モードです。

「故障モード」は、「故障」、「不良」などと区別されます。
「故障」は故障モードが引金となって発生する機能障害です。その製品が機能しない原因となる不具合が必ずあります。この故障(機能障害)を引き起こした原因、これが故障モードです。

「不良」とは、もともと機能を満足しない設計ミスであったり、指示が間違っていたために正しく製造されなかったことによる欠陥(品)であり、故障モード故障とは明確に区別しなければなりません。

FMEAでは、製品を構成する、工程を構成する項目の「故障モード」を対象にすべての故障モードを対象に、製品(工程)に与える影響を評価します。

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